日本大学文理学部情報科学科・専修大学ネットワーク情報学部との「未学習クラスデータの検出」共同研究の成果を、電子情報通信学会で発表 

株式会社Glia Computing(本社:東京都千代田区、代表取締役:田上 啓介、以下 Glia Computing)は、日本大学文理学部情報科学科大澤研究室との共同研究を進め、この度その成果を電子情報通信学会ニューロコンピューティング研究会で発表いたしました。

現在の機械学習では、Proof of Concept(PoC)の学習時に利用した訓練データと類似の特徴をもったデータを入力する場合には、概ね期待する結果が得られるようになりますが、サービスの開発者が想定していないような未知のデータが入力された場合には、期待にそぐわない結果が生じることがあります。 
弊社では、この問題の解決につながる未学習クラスデータを検出する共同研究を進め、その結果を電子情報通信学会で発表しました。
今回の発表では、この研究の手法の有効性を確認するとともに、さらなる精度の改善の見通しを報告しています。

この研究を進めることで、実運用のシステムにおいて、訓練データと異なる特徴を持つデータが入力された場合に、未知のデータクラスにあたるものであることを明らかにすることで、実運用システムにおいて、例外処理等の手続きを考慮することにより、システムとしての運用精度低下の回避に貢献できるものと考えます。

本研究には、大澤研究室からは大澤正彦氏・田足井昇太氏、Glia Computingからは芦原佑太・青木賢治が参加しています。

日本大学文理学部情報科学科大澤研究室について
日本大学文理学部情報科学科大澤研究室は、「ドラえもんをつくる」をビジョンに、HAI(Human-Agent Interaction)と汎用人工知能の分野を中心に研究活動を進めています。共同研究者となる大澤氏は、2020年より日本大学 文理学部に着任し、HAI(Human-Agent Interaction)を軸に研究活動を行っています。また、多角的な視点から研究を進めていくことを考えており、産官学の積極的な連携や、その連携を支えるための組織づくりにも取り組んでいます。 
大澤研究室URL: https://osawa-lab.com/

株式会社Glia Computingについて
Glia Computingは、2012年のDeep Learningの黎明期からDeep Learningを軸に活動してきたメンバーの経験と技術を基に、ユーザー企業様がAI機能を活かしたシステムを利用できるよう、コンサルテーションからシステム開発の支援まで一気通貫で対応しています。 

お問合せ先
株式会社Glia Computing
営業部 嘉瀬正彦(かせ まさひこ)
メール:info@glia-computing.com
電話:03-6447-5674(オフィス) 
   070-4415-3533 (携帯) 

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