認識/検索機能

• 該当する部品を含んだ図面を検索
  図面内に記載されている部品や文字・記号情報を個別にまたは組み合わせて検索し、対象となる情報を含んだ図面を表示します。
  部品や記号など、大きさの違いによる識別率のバラつきもある程度考慮しています。
• 図面内の該当する部品・注書き等の位置を認識し、マークを表示
  検索した図面の中の図面を検索する際に対象とした部品・注書きなどの位置に、マークを表示します。
  AIが何を識別したのかを、確認することができます。
• 図面内の文字情報の位置及び文字情報の認識(手書き文字も含む)
  検索しようとする図面の中に記述されている文字の位置を見つけ、その文字情報を識別することができます。
  文字は、手書き文字の位置判別・文字識別も可能です。
  図面中のさまざまなアラインメントの角度の文字の識別も可能です。
• 熟練設計者が検索する際に注目した点を記録し、若手設計者と共有可能
  熟練設計者が検索する手順や複数表示された候補から選択するポイント等を記録する機能を提供します。
  若手・中堅技術者は、それらの記録を参考にして、自分の検索に活かすことができます。
  その機能により、偏在しているノウハウを、社内で共有することができるようになります。
• 設計図面において、AI機能を学習する際のラベルを表示し、修正も可能
  検索された図面の中に、検索した際に識別した部品・記号・文字位置にラベル表示をします。
  そのラベル位置のズレや、誤りがあった場合に、利用者がその位置を修正し保存することで、修正されたラベル情報のデータを利用して再学習を行うことができます。
  ラベル付けの作業を、わざわざ外部に委託しなくても、利用者が実際の識別結果を見ながら、修正することで、AIのより正確な判断ができるよう、学習データを増やしていくことが可能となります。
• 仕様情報の管理
  仕様情報を構造化して保存し、部品と仕様情報を関連付けます。これにより仕様情報から部品および部品を含んだ図面を検索することができます。

管理機能

• 認識エンジンの追加/再学習の機能
  部品や文字等を識別できるようにするためには、多くのデータが必要となります。
  しかし、初めから多くのデータを用意し、ラベルを付加する作業をするのは時間がかかり、その労力も大きくなるため、ちょっと試してみるということが難しい状況だといえます。
  LearningBookではお持ちの図面の中から少ないデータで学習を開始し、利用しながらデータを追加・再学習をする機能を用意しており、先ずはPoC(Proof of Concept)を試してみることが可能です。
• 学習したデータの認識率を考慮し、適切なAIエンジンを選択しシステムに利用することになります。
  LearningBookでは、AIエンジンの新規作成から利用・再学習等一連のライフサイクルに対応する各種管理機能も提供します。
• 学習データとAI機能の関連管理機能
  AIエンジンは認識精度を向上させるために、何度も学習を繰り返す必要があり、学習の効果を測定するためには利用したデータとそれにより生成されたAI機構の精度などを正しく管理しておくことが必要となります。LearningBookでは学習に利用したデータと生成されたAIエンジンを管理する機能を用意しており、ユーザーはシステムの利用を通じてAIエンジンの再学習のサイクルによる学習効果を評価できるようになっています。

システム連携機能

• AI機能のシステム展開(予定)
  LearningBookで学習したAIエンジンを、お客様のシステムに組み込み利用いただくこともあると思います。LearningBookでは、お客様が学習させたAIエンジンを、お客様のシステムで利用いただけるよう、モジュールとして活用いただけるようにいたします。